社会問題を考える


by phtk7161
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カネのなる木(=原発)と中毒者たち

人間社会は「嘘」がないことを、一応の前提としている。なぜならそうでないと、個人・企業を問わず取引などおおよそできなくなるからだ。だからとりあえずではあるが、私たちは相手方のいうことを「そうなのだろう」と推定する。

しかしこの「推定」がまるできかない企業が存在する。いうまでもない、東京電力である。いやむしろ東電の場合「そうなのだろうと」推定できないどころか、まず先に「「嘘」だとするところからいっていいのかもしれない。

「嘘」だらけの中で東電は、いったい本当のことをいくつ言ったのだろうか。

8日の委員会で、原発で水素爆発が起きた後、清水前社長は「撤退は考えていません」といったようだ。しかしまずこれも「嘘」である。

「現場にいた700人のうち、女性や事務職など緊急対応と関係のない人を避難させる趣旨だった」「全員撤退は全く考えなかった」と考えていたというのなら、そのままそう最初に伝えればよかったはずだ。でもきちんとそういわなかった。それひとつとっても、嘘だとわかる。

あの相当切迫した状況の中で、現場はともかく東電の幹部が「全面撤退」を考えていたとことは、間違いない。あのとき彼らは(幹部)もうどうしていいか分からなかった。だから彼らは逃げる寸前だった。そういうことなのだ。

       ☆         ☆        ☆

それにしてもこの清水前社長をはじめとして、自己保身もここまでくるともはや「犯罪」である。値上げに際して増加させる人件費の問題を含めいったい彼らはどういう神経をしているのだろう。

そもそもなぜ東電に関することはいつもこう(インチキ)ばかりなのか。

理由は簡単である。東電の原発が「カネのなる木」だからである。今東京電力福島第一原発事故を検証する「国会事故調査委員会」も、この「金のなる木」を守るのに必死だ。見事なまでも出来レース「調査」を恥も外聞もなく発表する。

事故の最大の原因は、何を置いても第一に、事前の準備をまったく怠っていた、「政府(自民党政権)と東電、そしてその仲間たち(委員会の学者など)」にある。こういう「カネ・カネ・カネ」の原発村の人間たちは、禁止薬物をやめられない人間と同じようなものだ。

巨額のカネを生むだす「原発」。あのもんじゅも成果がでなければ、壮大なる天文学的「詐欺」にすぎない。世の中、金で狂ってしまっている世界は数々あるが、原発それは他のどの世界以上に「ダントツ」である。

エネルギーの問題としてまともに原発を考えたくても、「莫大なカネのなる木」の魔力の前では、うまみに預かる人間たちは思考は止まり中毒状態。今の原発村の人間は、もう中毒からはぬけだせない。彼らを中毒でない人物たちと入れ替えない限り、この村はもうまともにはなりえない。

エネルギー問題をまじめに考えるなら、まずは原発をカネのなる木にはしない。これが議論の前提となる。原発存続の有無の問題は、それからの話である。
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by phtk7161 | 2012-06-08 21:23