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社会問題を考える


by phtk7161
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ブッシュの政策を支持する愚かな(特に共和党)支持者達・・・イラン攻撃の危険性について

 アメリカ南北戦争。黒人奴隷解放を主張する北軍と反対する南軍が衝突した戦争だ。解放をめざした北軍が勝利したが、その後も南部はかわらない。

 南部白人のもともとの考え方である黒人に対する「奴らは能のない人間(彼ら流の言い方で言えば頭が悪い)だから、彼らが生活するには肉体労働しかないのだ。だから彼らに教育なんぞ無駄だ。人権など考えさせない方が彼らのためにもいいのだ。それには人種差別があたりまえなのだ」とするのまことに馬鹿げた人種差別が、今現在も本音では歴然として存在する。

 残念ながらこれが二百年以上たってもかわらないアメリカの真実だ。

 その馬鹿げたな考えをもつ南部の多くの人間は、バリバリの共和党支持者が多い。やたら交戦好きで、後先考えない愚かな支持者達。歴史上間違いなく間違った戦争として残るであろう、あのイラク戦争を熱心に支持したのも彼ら共和党支持者だった。

         ☆         ☆         ☆ 

 最近の「イランの核疑惑の問題解決のためにイラン攻撃を支持するか否か」に関するアメリカ国内の調査で、なんと攻撃賛成52%という「アホか!」といいたくなる結果がでた。このうち民主党支持者の賛成の割合は41%、共和党支持者の賛成は71%という数字である。民主党支持者の41%も情けない数字だが(賢明な民主党支持者にしてはアホが多すぎる)、共和党の支持者に至っては「クレイジー」としかいいようがない。

 9・11のおいて被害にあった場所は北部の都市で、南部に被害はなかった。しかし南部の連中は北部の国民以上に、(アフガン)イラク攻撃に熱中した。

 頭より力(暴力)でしか自己表現できない無知性の国民が、まさに南部の共和党支持者といえる。彼らにとっては、攻撃=自己表現的お祭りなのだ。とにかく喧嘩(戦争・・・その質は問わない)で勝つことこそ彼らの唯一の存在価値なのである。そこに知性は入り込む余地はない。それはまさにジョージ・ブッシュ&ネオコンなる人物達を見ていれば容易に分かる。そして彼らは南部の共和党支持者をまさに具現化した存在ともいえるだろう。

 イラン攻撃(もちろん規模によるが)がおこれば、今以上に中東は大混乱に陥る。流れ次第では中東を二分する大きな戦争につながる危険も大いにある。二分する原因が、宗教的なものか、パレスチナ問題によるか、それとも民族的なものになるか。あるいはそれらの複合的なものになるか。それは分からない。いずれにしても、イラン攻撃によっていったん大きな混乱が中東に起こってしまえば、事態は収拾不可能なことになってしまう可能性は高い。

 しかし「レームダック」化したブッシュ政権にとっては、この攻撃は自らの評価を回復するための最後の大博打である。「どうころんでもいいや。どうせ残り少ない任期だ。」所詮無知性な政権の考えはその程度である。もっともイスラエルにとってはシリア攻撃をしたことでもあるし、「中東問題(パレスチナ問題を根本におく)をこの際一気に片を付けちまえ」とばかりに、アメリカのイラン攻撃は願ったり叶ったりといったところかもしれない。

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 アメリカのイラン攻撃が起きた場合、ただはっきりしていることがひとつある。それは石油商人(会社)は大儲けで笑いが止まらなくなるということである。ブッシュの有力な支持団体に石油会社の存在があるのはいうまでもない。チェイニー(かれなど元石油会社CEOでさえあった)・ラムズさらにはライスでさえもこの業界とはばっちりと癒着している。これがブッシュ政権の偽らざる実態である。

 それを考える頭をもたず支持する南部の共和党支持者達。ビンラディンやアルカイーダなどのテロ組織さらにはイランのアハマディネジャ大統領などいずれも馬鹿げた人間・組織であり「罪多き」存在である。しかし先進国を気取りながらも彼らと同じレベル(時にはそれを凌駕して)で付き合ってしまうアメリカブッシュ政権。「売られた喧嘩は買うしかない」とばかりにそれを(ブッシュ政権)支持し続ける共和党支持者。この人間達も彼らに(テロ組織など)負けず劣らず「罪多き」存在であることは間違いないのだ。

 いったいこういう国家にどこまで付き合い、石油を援助し続けるのか。中東で大規模な戦争が起こることをやむなしと指をくわえたままで、アメリカのイラン攻撃を「はいそうですか」と簡単に容認するだけでいいのか。日本国民もそろそろ腹を据えてアメリカとの付き合い方を考える時期に来ている(言うべきことは言う・いい意味での曖昧さで乗り切るときは乗り切る・・・一方的なサービスばかりしない!)と私は思う。
by phtk7161 | 2007-10-31 01:06