社会問題を考える


by phtk7161
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特定秘密保護法案が論外なのはなぜか。それは、今回の法案が法としての呈をまるで成していないからだ。
これが法に値すると思う人間は、少なくとも立憲国家の国民ではなく、中国・北朝鮮の法レベルで生活するのがふさわしい人間だと思う。

何が「秘密」なのか文言からは分からない。これがなぜ法のあり方として論外なのか。

たとえば危険運転致死罪という法律。

あの法も「危険」という抽象的文言を使っているが、この法ができる以前にすでにその「危険」の具体的な類型は他の法(たとえば道路交通法)に規定されており、その類型行為の危険度を加重したのがこの法律といっていい。つまり国民側からすれば何が「危険」かは理解できる内容である。

しかし今回の法案はこれが逆だ。
つまり道交法などがない状態で、先に「危険運転致死罪」という法律を作り、「危険」の行為の内容は後で決めますよといっているようなものなのだ。これではたとえば駐車行為ですら「危険」とできるのである。

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町村元官房長などはテレビなどで必死に弁明しているが、どこの世界にこんな白紙小切手のような法に賛成するめでたい人間がいるのか。

彼は「常識」で判断できるとよく口にしている。しかし彼のこの発想はまさに近代立憲主義以前の「王様の常識」が「法」だった時代の発想である。それはまさに「北朝鮮」の法=「金総書記」様の常識が法のレベルと同じである。そもそも常識で行為が判断できるのなら世の中に「法」は必要ないではないか。

「僕には常識がある。だから金額がいくらかかるか分からないから金額欄の書いていない小切手を渡してください。大丈夫です常識的な金額しか書きませんから」そういっているのと同じなのだ。そしてふたを開けてみたら100万くらいかと思っていたその金額が1000万にされていたということも十分ありうるのである。町村のいっていることはまさにそれと同じである。

今回の法案。賛成する議員はもはや立権に関する能力がまるでないといっていいい。自民党だけでない公明党や「みんな」の渡辺などもそうである。もはや議員失格といっていい。北朝鮮のような法をつくる議員など議員でいる必要がどこにあるのか。

政界だけでなく、法曹界あるいは読売のアンケートで考えもせずに安易に賛成して利用されてしまう国民もまた、その罪は非常に大きい。もちろんその最大の責任者が安倍首相なのはいうまでもない。その姿はまさに安倍総書記・国家主席である。

「外国の情報確保」「安全保障」といういかにもの言葉の前に、考えることを停止し「法」そのものの存在を否定しまう行為をやろうとし、国民が独裁国家のレベルにまで堕してしまっているのが今回の秘密保護法案をめぐる出来事なのである。
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by phtk7161 | 2013-11-25 06:16