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社会問題を考える


by phtk7161
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防衛省・自衛隊になめられている安倍政権・・・採用に関する不適切行為

安倍・石破・小野寺は自衛隊になめられている。

採用人事の責任者である3等陸佐が、自衛隊に就活していた女性に対し不適切な行為をしたという。どうも性的なことがからむ行為のようだが、いずれにしても採用に際してのセクハラまがいの行為をしたことは間違いない。

で、何が驚いたかといって、その処分が停職6日間でさらに従前と同じ職務にとどまるということ。
いったい自衛隊幹部の頭は大丈夫か。つい先日共同通信の人物も採用希望者に対し同様の行為をしている。こちらのほうは懲戒免職処分(たぶん退職金なしのクビ)。おそらく共同通信のほうが行為の逸脱はひどかったと思われるが、それでも処分についてのこの官民格差はどうだ。ひどすぎる。

今度の自衛隊の人物の場合、常識的言えば諭旨免職(退職金は出る)が妥当なのではないか。ましてや従前と同じ職務なんて、ありえない。自衛隊の感覚はおかしいといわざるをえない。今度の処分を下した幹部も、行為者同様に懲戒(処分判断の甘さに関して)ものだと思う。

おりしも従軍慰安婦に関する発言が騒動になっている昨今、「軍と性」に関する問題はより敏感でなければならないはずだ。それがこのていたらく。おそらく自衛隊の幹部はタカ派の安倍政権なら「この程度の処分でもすましてくれるだろう」との思いがあったのでないか。つまりは親近感ゆえなあなあ気分でなめられているということだ。

安倍にしても石破にしても、軍的なものにシンパシーをもちすぎるゆえのこの現状。なめられすぎである。シビリアンコントロールの形骸化の萌芽すら感じられる今回の処分である。今度の処分は安倍内閣をなめるだけでなく国民をもなめる行為だといえる。

一般人なら、人事の職務に関し同様の(セクハラ的)行為をやったなら、まず今回のような6日の停職と従前の職務復帰という結果はありえない。とても世論を説得できる処分でないことを、防衛省と自衛隊は肝に銘じておくべきだと思う。
by phtk7161 | 2013-05-22 00:48